COVID-19の流行は従来の医療・介護提供サービスの在り方を大きく変化させました。N[EXT]Aでは、新型コロナウィルス感染症流行前、流行中、流行後それぞれの時間軸において課題を抽出しております。
今回のセミナーはその課題摘出のご報告と、それをを元にCOVID-19に限らず感染症流行において安定的な医療・介護サービスの在り方を共に考察するセミナーです。
令和2年 8月7日(金) 19:00~21:00
新潟市急患医療センター 2階 講堂
・COVID-19の調査にご協力いただいた先生方
・今後本研究会にご協力いただく医療ソーシャルワーカー
1.病院医師
2.開業医医師
3.認知症専門医
4.歯科医師
5.医療ソーシャルワーカー
N[EXT]Aの誕生の背景や目的をはじめ活動内容や調査手法などをご参加いただいた先生方にご紹介をさせていただきました。
その後本セミナーの趣旨であるCOVID-19に関する調査のご報告と課題抽出に基づく安定した医療・介護サービスの提供、未来予想図のご紹介。抽出した課題フローチャート及び未来予想図に対してグループワークを介してご参加いただいた先生方から活発なご意見をいただきました。
感染症予防対策による、患者把握、診察、他機関との連携の方法など等医療介護福祉従事者に対して課題が生じました。また、介護施設においては家族との面会制限やボランティアの入館禁止などにより、ご入居者の気持ちを不安定にさせるという課題も生じております。
上記にとどまらずCOVID-19の流行は、市民の受診控えはじめ医療に対すアクセス変容。医療機関や介護施設の経営影響を及ぼしております。医療と介護で共通の課題が生じていれば、場面によって別な課題が生じているなど、様々なことに対応していく必要があり新しいサービス提供方法を模索していく必要があります。
新型コロナウイルス感染症流行により当院においても患者の受診控えや、受付から診察に至るまでの患者様の導線、発熱者の受診方法の構築など感染症対策を余儀なくされました。そのような背景からクリニックで受診する方法を患者・医院双方にとって良い方法を検討しなくてはなりません。
この度ヒアリングへの協力や本セミナーに参加さえていただきましたが、病院や歯科、介護施設においても様々な課題を有し、連携の方法も再検討しなくてはならないと認識されました。本セミナーに参加しICTツールの利活用など、従来の課題が新型コロナウイルス感染症により浮き彫りになったということが再認識されました。感染症対策に限らず有事においても医療提供が可能な体制構築を目指し、自院はもちろんの事、医師会においての活動にも反映できればと考えております。