医療と介護の連携において、とりわけ病院にまつわる場面、「在宅から入院」「入院から退院」「退院から在宅(施設含む)」の場面に医療と介護のすれ違いの多くの要素が見て取れた。その中でも情報の共有手段は患者や家族の意思を関係者がつなぐ重要な要素となる。その効果的かつ効率な取り組みが必要である。
地域包括ケアの体制整備に向け、全国の市町村は地域における医療介護福祉関係事業所と共に取り組みを強化している。その中でも、医療と介護の連携に関しては、多くの課題があるとされ、介護保険法の地域支援事業「在宅医療・介護連携推進事業」を根拠とし事業展開を図る。ここでは、在宅医療に重要となる4つの場面「日常の療養生活の支援」「急変時の対応」「週末期の医療」「入退院の場面」の中、特に「入退院の場面」のあたりにクローズアップしそこに関わる専門職にヒアリングし、あるべき医療の介護の連携に迫る。
2018年4月~2018年7月
1)患者や家族に対して
2)在宅医療の現場で
①すれ違いが生じるいると思う時ははどんな時か。
②すれ違いが生じてしまう原因はどのようなことか。
③すれ違いが生じないように留意していることは何か。
④すれ違いという課題をどのように解決すればといと考えておりますか。
⑤連携時に活用しているツールが解決の手段になるか。 等
3)在宅から入院する場面で
上記①から⑤の同様な質問
4)入院から退院(施設・自宅)の場面で
上記①から⑤の同様な質問
1)他職種とのすれ違いは、それぞれが判断するために必要な項目が明確でないことから起こることが多い。
これを解決するためには①「双方の立場や視点を理解するための話し合いの機会の設定」②「共通化されたフォーマットの設定」③「整理された情報共有ツールの構築」の3点が有効であることが調査により分かった
2)多職種での話し合いの機会は、ケーススタディで終わらずに、共に考えてアウトプットを作っていくことが求められている
3)情報連携ツールは、活用メリットを明確にし、医療福祉従事者間に拡大させるための啓発・広報活動が求められている
教育ツールを活用し患者はセルフメディケーションの向上に役立てることができます。
また教育ツールで入力された患者の日々のヘルスデータや生活情報を医療従事者等も把握することができます。
医師には医師が必要としている患者情報、介護士には介護士が必要としている患者情報の様に職種によって回覧できる情報を選択することができます。
そのことにより、患者情報が整理され、欲しい情報が入手でき円滑な医療介護提供につながります。
医療従事者の中には「職種間のすれ違い」が多数発生します。そこで、すれ違いをなくすためのフォーマットを無料でダウンロード出来るサービスと、オンラインによってお互いに学び合うことの出来る機会を全国で出来るようなHPの構築を提言します。
医療従事者が多数登録してくれるので、サイト自体は人材募集の広告を載せることで広告収入も得られます。